指を動かすと痛くなり病院へ診察に行き「腱鞘炎」と診断を受けました。
病院では痛み止めの薬をもらい安静にとの事。
痛みがなかなか引かないとのことで来院されました。
指から前腕にかけて鍼灸治療を行い、背中から肩頸部もマッサージで緩めました。
痛みは改善されましたが仕事でまた使うので
痛みが再発する可能性は十分にありますと伝えました。
このようなケースは数回の治療が必要となります。
指の痛みだけでなく体全体のケアを十分にしてあげないと
指の痛みは完全には痛みは消えません。
体のバランスの崩れや疲労などがあれば回復を妨げてしまいます。
痛みのある部分だけの治療では完全に痛みは消えません。
痛みを出す原因は一つではないからです。
「腱鞘炎」とは、
腱鞘と呼ばれる部位が炎症を起こして痛みが出ている状態の事です。
「腱鞘」とは、
腱がずれないように支えているトンネルのようになった部分の事です。
腱鞘があるから指はスムーズに動くことができます。
腱鞘炎の主な原因としては、ホルモンバランスの乱れや
過度の指の使い過ぎなどが挙げられます。
女性の40~50代ではホルモンバランスが乱れやすく
腱鞘炎になりやすいとされています。
あと指先をよく使う職業の方に多いとされています。
パソコン作業が多い方は気を付けてください。
パソコンをよく使用する方で肩こりなどがある方は要注意です。
早め早めに体のケアをして腱鞘炎にならないようにしておきましょう。